
グローバル化(グローバリゼーション)とはヒト、モノ、カネが国境を超えて世界に拡大していくとです。
これだけ聞くとグローバル化とはいいことのようです。
しかし、このグローバル化によって日本労働者は大変不公正な競争を強いられています。
競争相手の外国人労働者とは?
日本人労働者はコストが高いから外国人労働者に勝てない。
そんなことを言っている人達が想定する外国人労働者とは大抵、物価が安い国の労働者です。
もし、物価が安い国の人が日本で働けたとすると日本人より遥かに有利になります。
- 事実上たくさんの給料を貰える
- 日本で働いたという「経歴」を獲得できる
事実上たくさんの給料を貰える
もし今と同じような仕事をして2倍、3倍の給料をもらうことができたらどれほどありがたいか。
実は簡単に実現する方法があります。
自分の国より物価の高い国で働くことです。
2つの要因により簡単に2倍や3倍の稼ぎを得られます。
- 物価が高い国は給料も高い
- 給料を物価が低い国へ送金
物価が高い国は給料も高い
物価が高い国は安い国に比べて給料そのものも高いです。
例えばもしアメリカの物価が日本の2倍であれば基本的には給料も2倍です。
現実にはアメリカも含め日本より物価の高い国はありませんが。
給料を物価が低い国へ送金
物価が高い国の給料が高いのは当然です。
高い給料を貰っても高い物価に消えていきます。
しかし、家族が物価が安い国で暮らしているなら話は別です。
物価の高い国で貰った給料を給料を物価が低い国へ送金するのです。
例えば物価が日本の半分の国なら送金した給料の価値は2倍になります。
日本で働いたという「経歴」を獲得できる
日本人が転職や就職する時、一番重要視されるのは履歴書の経歴です。
どんな学校を出てとか、どんな会社で働いてきたとか。
履歴書の経歴がダメなら面接や試験というスタートラインにすら立てません。
外国でも経歴が重要なのは同じです。
そして「日本で働いた経歴」が大変有利に働く国があります。
事実上、たくさんの給料を貰いつつ有利な経歴を獲得できるわけです。
本来、外国人の就労は制限されている
このように物価の安い国の人にとって物価の高い日本で働くことはまさにパラダイスです。
給料が高いうえに自国に送金すればその価値はさらに増える。
日本で働いた経歴も手に入れられる。
メリットだらけだから日本人より多少安い給料でも喜んで働きます。
日本人はコスト面で絶対に外国人に勝てません。
そのため、日本を含むほとんどの国が外国人の就労を制限してします。
高度な技術を持つ人や留学生のアルバイトなどを除き、外国人の就労を制限しています。
まったく当たり前の話で、もし外国人の就労制限がなければ自国人は失業しまくって国の経済は滅茶苦茶になってしまうからです。
人手不足なら待遇を上げるのが当たり前
本来、高度な技術を持つ外国人以外は日本で働けない・・・。
じゃあ、知り合いのあの外国人は日本で働いているから高度な技術を持っているの???
持っていないかもしれません。
様々な「例外」によって日本で働くこともできるからです。
しかし、物価の安い国の外国人が日本が働けば日本人の給料は下がり、日本人も日本も貧しく衰退していくのです。
人手不足だから仕方がない?
でも働き手を募集しても集まらないから日本は外国人は労働者を増やす必要がある?
人手不足で人材が集まらないなら待遇は上げたのでしょうか?
外国人なら前述の通り日本で働くのはメリットだらけですから低い待遇でも働くでしょう。
そういう経営者が日本人の仕事を奪い、日本を衰退させています。
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